きみ中心であることで
拝啓 ありがとうへ。
いつか会いたい、会いたいと願うばかりでなかなかその理由が見つからないまま莫大な時間が過ぎていきましたね。しかし、すがた形が変わりながらも互いの意義は変わらずここまでこれたのは君と遠くも、ある意味では近い存在だったからかもしれません。
夜と朝、白と黒、表と裏、君と私。対比であるこれらは真反対であると同時にセットでもあるのです。球体の上では離れて行けば行くほど、ある所を境に近付いていくのです。
しかし、自分で言うのもなんなのですが、最近は自分の方が目立ちすぎなのかなと思います。あなたがもっと目立ちあなたで溢れる世界である方がいいはずなのです。私は、より良い世界の、あなた中心で廻る世界のほんの一部分でいいのです。
あなたの世界で私はヒールを演じる。
ごめんねより。